公益社団法人 全国私立保育連盟

保育カウンセラー

開催日程
平成28年11月14日(月)~18日(金)
開催場所
大分県・別府市

第63回ステップⅠが20年ぶりに大分県の温泉地、リゾーピア別府で開催されました。受講者50名中、九州地区から28名の方にご参加をいただきました。

1今回の講座は、カウンセラーで臨床心理士の大竹直子先生(千葉大学)に2日間に渡りご講義をいただきました。

「保育現場に必要なカウンセリング理論」の大竹先生の講義では、自分を知ることの必要性、傾聴することの大切さ、保育現場において保護者の話を聴くときの流れや大切なポイントについて学びました。

また、「コミュニケーショントレーニング」では、ワークを中心に学んでいきました。2人組、4人組、6人組で「話す」「聴く」を丁寧に行い、その中で気づいた自分自身の課題、その課題に向けて何が必要になってくるのか、何を大切にするのか等を考え、これまでの自分を振り返るための時間を持ちました。講義の中で、大竹先生が受講生と実際にカウンセリングを行う場面もあり、プロのカウンセリングを目の前で見る貴重な体験となりました。

2「家族関係の心理学」では、発達心理学、家族心理学がご専門の大野祥子先生(白百合女子大学)にご講義いただき、家族の定義や現代の家族に起こっている問題、今後求められることは何かをクイズ形式で考えていきました。

3「体験からの気づき」の講義では、トラストウォークを行い、雨上がりの心地よい風を感じる芝生広場で、相手の気持ちに寄り添いながら、体験演習を行いました。

別府の地で、明るく元気な受講生の皆さんと過ごす時間はとても楽しく、有意義なものであり、内容の濃い、充実した4泊5日となりました。

開催日程
平成28年10月17日(月)~21日(金)
開催場所
長野県・軽井沢町

平成28年10月17日(月)から21日(金)まで、保育カウンセラー講座第41回ステップⅡが長野県のエクシブ軽井沢において開催されました。今回は50名の方にご参加いただきました。

1・2日目の保育カウンセリングの理論と技法Ⅲでは、「ロジャーズのカウンセリング理論」について学びました。講義冒頭にアイスブレーキングを行うことで、参加者の緊張を和げることからはじまり、講義へと移りました。

写真①※アイスブレーキングとは、初対面の参加者同士が共にワークをすることで、コミュニケーションを取りやすい雰囲気を作り出し、緊張をほぐすための手法です。

3日目の保育カウンセリングの理論と技法Ⅳでは、「交流分析」について学びました。エゴグラムを通して、今の自分自身を知るワークを行いました。



 

写真②※エゴグラムとは、アメリカの心理学者エリック・バーン博士が創始した人間関係の心理学理論に基づいて作られた性格診断テストです。交流分析の理論をもとに自己理解・他社理解を深め、それぞれの違いを認め、受け入れられるようになれば、さまざまな問題に対して、事実を見極めて最善の解決方法を導くことができるようになります。




 

写真③※4日目の講座最後の夜に行われる「お別れパーティー」では、グループごとに簡単な寸劇をしました。 

明るく元気な参加者の皆さん…今回のご縁を大切にしてこれからの保育に励んでいただきたいと願っています。

開催日程
平成28年9月5日~9月9日
開催場所
静岡県・浜松市

012016年9月5日~9月9日の5日間で静岡県浜松市のグランドエクシブ浜名湖にて、

保育カウンセラー養成講座第22回ステップⅢが開催されました。

ステップⅠ・ステップⅡを修了して、今回のステップⅢに参加したのは49名でした。

台風の進路が心配されましたが、大きな影響なく無事に終えることができました。

 





 

022日目の講義「保育ソーシャルワーク」の様子です。

●ソーシャルケースワークとは本人の中にある力を信頼し、本人が課題を乗り越えていくという変化の過程に参加するものです。決して問題を援助職が一方的に解決することではありません。問題をゆたかに経験することを促進し、そうした問題を生み出す社会構造を改革することを本人から負託されているものです。





これは、ある「場面設定」に基づいて、ソーシャルワーカー・母親・観察者の役割をもって、自分たちであれば、この場面でどのような対応をするかを交代しながら演じているところです。

033日目の「保育カウンセリングトレーニング」の様子です。 

●保育カウンセリングトレーニングとは保育士として相談を受ける際、必要なことに焦点を当ててトレーニングを行う研修です。

トレーニングの中心は、「話の中の感情」に注目することでした。話し手・聴き手・観察者を順に交代しながらのグループ実習です。これまで学んできた技法を頭に置きながら、相手の話の感情に注目して聴き手としての役割を果たすことの難しさを身をもって経験する時間となりました。



4日目は「保育カウンセリングの理論と技法Ⅳ-成長指向の保育カウンセリング-」の講義です。

長年、保育カウンセラー養成講座を支えて頂いている清水幹夫先生(多摩心理臨床研究所所長)にご講義頂きました。午前は座学が中心で、所々で講義を聴いた感想を隣同士の受講生でシェアしながら進みました。学んだことを互いにシェアすることで、記憶の定着を促す効果があるそうです。 

午後は清水先生が全員の前でワークのモデルを示し、その後、受講生も実際に自己生成ワークに取り組みました。

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そしてこの日の夜は…お別れパーティーを行いました。「ステップⅢで心に残っていること」「月曜日からはこうしてみようかな」「同室の方へのメッセージ」など、その他何でも、というお題で、壇上で一言ずつ話して頂きました。

これまで共に学んできた皆様からの溢れる想いを聴き、委員としても心が揺さぶられた時間となりました。

開催日程
平成28年6月20日~24日
開催場所
長野県・茅野市

平成28年6月20日(月)~6月24日(金)まで長野県の蓼科にて保育カウンセラー養成講座の第40回ステップⅡが開催されました。今回の講座の内容について写真とともにご紹介します。

1まずは、2日目の保育カウンセリングの理論と技法Ⅲの風船のワークです。自分一人で、ポンポンと上へ弾ませるところから始まり、二人組、四人組へと人数を増やし、風船のバレーを行っています。人数が増えれば増えるほど、風船が地面に落ちないようにするための工夫が必要になるという気づきが受講生の中から上がりました。保育の現場でも、一人で一人の子どもをみることは難しくありませんが、子どもの数が増えれば増えるほど、私たち保育者がいかにルールや連携といった共通の認識を持てるかが大切だと学びました。

2次は、3日目の保育カウンセリングの理論と技法Ⅳでの「こんなときなんと言いますか?」のワークです。保育の現場でよくある事例を読み、自分ならどんなセリフを言うかを考えて、実際に演じてみているシーンです。

そして、最後に3日目の夜に行われた「フリートーク広場」をご紹介します。今年度から全員参加のプログラムとなりました。4~5人のグループに分かれ、テーマの「職場の人間関係」について、約1時間半の話し合いをしました。多くの受講生の方との交流の機会になったようです。

3ステップⅠの学びをもとに、「自他を理解する」「自他を受容する」という今回の目的に向かって学び合った受講生35名は、笑顔に溢れた最終日を迎え、帰路に着きました。

開催日程
平成28年5月30日(月)~6月3日(金)
開催場所
和歌山県・白浜町

1平成28年5月30日(月)から6月3日(金)まで、サミットが終わったばかりの三重県鳥羽にて、保育カウンセラー養成講座の第62回ステップⅠが開催されました。

講座4日目に行う「体験からの気づき」では、様々なワークを通して学びを深めていきます。トラストウォークでは、目を閉じた状況の中でパートナーに援助してもらいながら、水に触れたり、風を感じたり、貝殻に触れたりといった経験をします。

2そのプロセスの中で、他人を信用することや他人に信用してもらうこと、また、視界から得る情報の多さに気づくことで、カウンセリングに大切な、クライアントに寄り添う感覚などを学ぶことができたのではないでしょうか?

3参加者も、最初は恐怖を感じていたようでしたが、寄り添いあう感覚を味わうことで多くの気づきを得られたようです。

保育の中で必要不可欠となったカウンセリングの学びを72名の参加者と私たちスタッフ一同で共有できたことをうれしく思います。

開催日程
平成28年1月18日(月)~22日(金)
開催場所
和歌山県・白浜町

01平成28年1月18日(月)から22日(金)和歌山県南紀白浜にて、保育カウンセラー養成講座の第61回ステップⅠ(旧初級コース)が開催されました。

講座では、カウンセラーの大竹直子氏から保育者に必要な聴く態度(構え)や関係づくりについての講義をしていただきました。

02また、日本体育大学の齋藤崇氏からは、一日かけてコミュニケーショントレーニングをしていただきました。

初日は雪の影響もありましたが、ゆったりとした雰囲気の中で、多くの体験から様々な気づきを得られることが出来ました。保育園では必要不可欠となったカウンセリングの学びを参加者と私たちスタッフ一同で共有できたことをうれしく思います。

これで今年度の講座をすべて終了いたしました。来年度も共に学びましょう! 

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【トラストウォーク】自分を他者に委ね、視覚に頼らないコミュニケーションを行うことにより普段感じないもの、見えないものに触れるワーク

開催日程
平成27年11月16日(月)~20日(金)
開催場所
長野県・軽井沢町

2015年11月16日(月)~20日(金)、第39回保育カウンセラー養成講座、ステップⅡが長野県エクシブ軽井沢において開催されました。参加者は35名と少なめでしたが、充実した講義内容と協力的にグループワークに取り組むことができ、内容の濃い非常に充実した講座となりました。

構成的グループエンカウンター エクササイズ構成的グループエンカウンター エクササイズ

ウォーミングアップとして、小学校の保護者会で人間関係づくりに良く使われているとおっしゃっていた構成的グループエンカウンターの仕方の1つを学びました。デモンストレーションはノリノリで行うこと、安全・安心感がある雰囲気で行うこと、時間・順番をしっかり仕切ること、終わりの時間を拍手で安心を持って知らせることが大切だと学びました。

アサーションの実習 ロールプレイアサーションの実習 ロールプレイ

アサーションの実習をしました。アサーションは、自分も相手も大切にした表現です。自分の言うべきこと、言いたい事を感情のままにまくしたてるのではなく、お互いが尊重されながら、相手の立場に立って、丁寧な対応で、親身な態度・姿勢であることが大切ということです。対人関係の一場面を例に挙げて、断り方について実習を通して学びました。 

ストローク交換 作品作りストローク交換 作品づくり

人と人との触れあいをさし、人の心の栄養であるストロークを学びました。無条件、条件付きのストロークを学び、グループごとに参加者がプラスのストロークを交換し合って、1つの作品を作るワークをしました。

2015年10月19日(月)~10月23日(金)、静岡県浜松市のエクシヴ浜名湖において保育カウンセラー養成講座ステップⅡが行われました。32名の受講生は、交流分析やロジャーズの理論に触れ、そして多くの体験学習を通して、自己理解と他者理解の学びに一歩近づきました。

こんなとき何と言いますか?
グループに分かれて保育現場の一場面について良い例、悪い例を考え、子ども、保育士、保護者の役割を演じることで、どのような自我状態が働いているか、どんな気づきがあるかを知るワーク

 

 

 

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風船のワーク 風船を落とさないようにするには?
2人から4人、8人と人と風船が増えることでどのような配慮をしたか、どう感じたかに気づくワーク。風船を子どもと見立てることで、普段自分が子どもに対してどのような関わりをしているかに気づく。

 

 

 

035日間のふりかえり。グループ発表

開催日程
平成27年9月7日(月)~11日(金)
開催場所
滋賀県・米原市

平成27年9月7日~11日、エクシヴ琵琶湖に68名の受講生を迎え、保育カウンセラー養成講座第60回ステップⅠが開催されました。参加動機もそれぞれの受講生が、4泊5日の学びを通し、人と繋がる幸せを感じ、これからの保育や人生に生かしていきたいという気持ちになったことが印象的でした。この学びがステップⅡ・Ⅲへと進むきっかけになることを願っています。

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※写真右【トラストウォーク】自分を他者に委ね、視覚に頼らないコミュニケーションを行うことにより普段感じないもの、見えないものに触れるワーク

開催日程
平成27年7月6日(月)~10日(金)
開催場所
長野県・軽井沢町

*保育カウンセラー養成講座は、平成27年度よりコース名をステップⅠ(旧初級コース)、ステップⅡ(旧中級コース)、ステップⅢ(旧上級コース)に変更しました。

 平成27年7月6日から10日、長野県軽井沢で第21回ステップⅢが開催されました。講師に柏木惠子氏、長谷川俊雄氏、清水幹夫氏、齊藤崇氏を迎え66名の参加者は真剣に講義を受けていました。
 ステップⅢのテーマは「援助者としてのスタートに備える」。現代の家族像、子どもの貧困など現在子どもが置かれている状況なども学び、あらためて保育園の役割の重要性を考えさせられたのではないでしょうか。

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