- 開催日程
- 平成28年9月5日~9月9日
- 開催場所
- 静岡県・浜松市
2016年9月5日~9月9日の5日間で静岡県浜松市のグランドエクシブ浜名湖にて、
保育カウンセラー養成講座第22回ステップⅢが開催されました。
ステップⅠ・ステップⅡを修了して、今回のステップⅢに参加したのは49名でした。
台風の進路が心配されましたが、大きな影響なく無事に終えることができました。
●ソーシャルケースワークとは本人の中にある力を信頼し、本人が課題を乗り越えていくという変化の過程に参加するものです。決して問題を援助職が一方的に解決することではありません。問題をゆたかに経験することを促進し、そうした問題を生み出す社会構造を改革することを本人から負託されているものです。
これは、ある「場面設定」に基づいて、ソーシャルワーカー・母親・観察者の役割をもって、自分たちであれば、この場面でどのような対応をするかを交代しながら演じているところです。
●保育カウンセリングトレーニングとは保育士として相談を受ける際、必要なことに焦点を当ててトレーニングを行う研修です。
トレーニングの中心は、「話の中の感情」に注目することでした。話し手・聴き手・観察者を順に交代しながらのグループ実習です。これまで学んできた技法を頭に置きながら、相手の話の感情に注目して聴き手としての役割を果たすことの難しさを身をもって経験する時間となりました。
4日目は「保育カウンセリングの理論と技法Ⅳ-成長指向の保育カウンセリング-」の講義です。
長年、保育カウンセラー養成講座を支えて頂いている清水幹夫先生(多摩心理臨床研究所所長)にご講義頂きました。午前は座学が中心で、所々で講義を聴いた感想を隣同士の受講生でシェアしながら進みました。学んだことを互いにシェアすることで、記憶の定着を促す効果があるそうです。
午後は清水先生が全員の前でワークのモデルを示し、その後、受講生も実際に自己生成ワークに取り組みました。
そしてこの日の夜は…お別れパーティーを行いました。「ステップⅢで心に残っていること」「月曜日からはこうしてみようかな」「同室の方へのメッセージ」など、その他何でも、というお題で、壇上で一言ずつ話して頂きました。
これまで共に学んできた皆様からの溢れる想いを聴き、委員としても心が揺さぶられた時間となりました。