公益社団法人 全国私立保育連盟

保育のこだわり

シンガポールではICTが自然に“そこにあります”・シンガポール

1昨年に続き今年で2回目になるシンガポール保育視察研修。昨年訪れた園では、年長児がデジタルカメラでコマ撮りした粘土の人形を動画に編集して、タイトル、字幕、音楽をつけ、YouTubeにアップしたプロジェクトの発表や、PCがずらっと20台程並んだ「パソコン部屋」を見学して、幼児教育にICTがそれこそ“道具”として取り入れられている様子に度肝を抜かれました。

2今年は、プログラミングの初歩的な概念をてんとう虫型のおもちゃを目的地に向けビニールシートに井桁状にプリントされたレールの上を走らせる遊びをしている園児を見かけました。
いずれの光景も、PCやデジカメといった道具が身近にあって、それを手にと って「遊びを通しての学び」でありPCやデジカメの使い方の習得、使いこなすこと、それを使って何かをしなければならない、ということが目的ではないところが子どもたちの姿から見て取れる。

3「園長先生がiPadを買ったけど、それをお部屋でどう使ったらいいんだろう?」というケースがありがちな今日この頃の保育現場ですが、「(表現活動の教材として)クレヨンや画用紙、のり、iPad、デジカメ、パソコン」と考えると、気楽に取り組めるのではないでしょうか? 「高価=もったいない」では本当にもったいないです。