公益社団法人 全国私立保育連盟

保育のこだわり

民俗伝統を大切にするハンガリーの保育園・ハンガリー

刺繍私たち日本の保育園でも、行事を通して文化伝統を大切にしています。私たちが訪問したハンガリーの保育園でも民族に伝承されてきた生活文化を、園の活動の中で再現し体験しています。

秋の装飾民族的、文学的なお話に触れながら母国語を学び、豊かな想像力を生み出す体験をします。民謡を歌い、民族舞踏を踊って、歌や踊りを通して伝承文化に親しみます。そして、書くこと、色を塗ること、模様をつけること、といった描画や製作にも伝承文化や田舎の生活が反映されます。

今回「ハンガリーの保育園のこだわり」では、子どもたちが先生と一緒に製作している「刺繍」や「秋の装飾」、「胡桃のろうそく立て」の写真を紹介します。

胡桃のろうそく立て私たちが訪れた時、家畜やペットを題材に刺繍の製作に取り組む姿も見られました。これはクリスマス装飾にもなるそうです。「秋の装飾」では、ハリネズミやキノコ、そしてブランコのリスなど民族の生活文化の中で親しまれているものが採用されています。

「胡桃」はさまざまな製作に使われますが、胡桃を配したろうそく立てもなかなかオシャレな作品です。また、数の活動でも使われており、ハンガリーの子どもたちがもっとも親しんでいる木の実のひとつなのかもしれません。