身の回りの自然に親しみその中でたくさん遊んで欲しいというのは、保育に携わっている者であればその多くの人が思う願いのひとつではないでしょうか。
森の中のコテージを野外保育施設として利用している私たちの園では、ちょっと変わった遊び方をしています。
自由に森の中を散策する子供達の手には目玉をイメージしたシール。それらを、気になったもの、気に入ったもの、いろいろなものに貼っていくのです。すると・・・自然物がぐっと表情豊かになる・・・気がしませんか?事実子供達もこの遊びが大好きで、もともとうれしい森遊びがより楽しくなるきっかけになってくれているようです。
あえていえば、自然物の擬人化とでもいいましょうか。目が付くことで、物によってはかわいらしく、時にはちょっと怖そうに見えることもあります。子供達が抱いたイメージがよりリアルな形で伝わるのかもしれません。
これは森の中だけではなく、園庭や室内どこでも遊べます。やり過ぎると剥がすのが大変ですが、子供達が自分の周りの環境に対する愛着を深めるにはちょうどいいお遊びであるような気がします。