公益社団法人 全国私立保育連盟

保育のこだわり

小学生との関わりのこだわり・島根県

地域の小学生が放課後や夏休みを利用して保育園へ来てくれます。保育のボランティアという形で来てもらっていて、特に0,1歳児を中心に関わってくれています。

子どもとの関わり方は、私たち保育者と小学生とでは当然違いが出てきます。子どもの発達段階を把握し、次の課題のためにどんな環境を用意し、どんな関わり方をするのかを考えるが保育者の役割ですが、小学生はお兄ちゃんお姉ちゃんとして子どもたちと関わってくれています。

子どもとの距離は当然保育者と違うのですが、そんな関わりも子どもたちには必要だと思います。かなり発達が上の子どもとの関わりも、園児にとって重要な体験になります。夏休みなどには、食事を共に食べてもらう場も設けています。

多子社会の頃は、家で歳の離れたお兄ちゃんやお姉ちゃんと食事をし、その様子を見る機会は多くありました。少子時代の今はそんな体験もできにくくなっているので、小学生と共に食事をすることも貴重な体験となります。

それ以外でも、靴をきちんと揃える姿を見ることなども園児にとっては大事なモデルになります。様々な人が訪れてくれる環境にしていくこともこれからの保育園の大切な役割だと考えています。