公益社団法人 全国私立保育連盟

保育のこだわり

ととろの日のこだわり・島根県

私たちの保育園には「ととろの森」という裏山があります。木に登ったり斜面を登ったり鳥を観察したりと、楽しいこといっぱいのととろの森はみんなの大好きな場所です。

実はこの「ととろの森」には年に一度、10月16日(ととろ)にだけ、ととろが子ども達に会うために現れてくれるんです。

子ども達はこの時期になると「ととろに会った時にあげるんだ」とたくさんのドングリを集めています。散歩で出かけた先や家の周りなど、いろいろな所で見つけては拾って来てくれます。

私たちの保育理念に「自然に生かされる保育」というものがあります。その理念のもと様々な取り組みを行っているのですが、この10月16日の「ととろの日」もそんな取り組みの一つです。

例えばドングリを拾うことでも、同じ形が一つもないという不思議を感じたり、ドングリの中はどうなっているんだろう?どんな所にドングリが落ちているんだろう?と考えることで、興味や関心、好奇心が芽生えます。

子どもたちのそんな心を刺激するものが自然の中には溢れています。自然豊かな島根の地で生きる子どもたちに、その素晴らしさや不思議さを感じてもらえるよう、いろんな工夫も大切だと思っています。