公益社団法人 全国私立保育連盟

保育のこだわり

ゲームゾーンのこだわり・島根県

「子ども同士の多様な関わり」が生まれるようにすることは、保育園の大きな役割でもあります。そのために様々な活動や環境を用意するわけですが、その一つとしてゲームゾーンを設けています。もちろん目的は子どもたちが関わりを楽しめるようにすることです。

ここに置いているゲームは複数の子どもたちで行うものが中心です。一人ではできない「勝った」「負けた」の体験もそれぞれに大事ですし、協力することの楽しさを体験することも大事なことです。どんな相手と遊ぶのか、どんなルールで遊ぶのか、その遊びがより楽しくなるように、子どもたちは自分で考え自分で決めていきます。

家庭や地域で子ども集団が少なくなったことを考えると、子どもが自分で考え、工夫し、他の子どもとの関わりの中で様々な調整をするといった体験は、子ども集団を持つ保育園の大きな特徴でもあります。同じような発達の子と勝負を楽しんだり、発達差のある子どもたちが集まりみんなが楽しめるルールを作って遊んだりと、子どもたちはこのゲームゾーンで関わることを楽しんでいます。