公益社団法人 全国私立保育連盟

保育のこだわり

どんぐりの植樹・札幌市

園では、どんぐりの植樹を数年前から行っています。身近にいる私たち大人がもっと自然保護について真剣に考え、子ども達に伝えていきたいということから始めました。

年少さんが種となるどんぐりを拾いに園外に出かけます。どんぐりが木から落ちると虫や動物たちが食べ、糞としてまた土に戻り、土に住む微生物の餌となり、良い土になり、木々たちが育ちます。そのような自然のサイクルに、子どもたちも体験を通して気付いていきます。

一年後には葉がつきます。職員・子ども達と水やりを手伝います。畑のように食物がなるわけではなく、きれいな花が咲くわけでもなく、地味な葉っぱだけで水やりも忘れがちになることもありました。

けれど、どんぐりを育てていること、植樹を行うこと、何よりも自然を大切にしていく気持ちにつながると信じ、子ども達に伝え続けています。

2年かけて保育園で育てたどんぐりの苗を年長さんが園の代表として植樹に行きます。年長さんの保護者にも参加していただき、子どもと一緒に植樹をします。

5年後、10年後、20年後・・子ども達と一緒に大きく成長してくれていることを願いながら、この活動を続けています。