公益社団法人 全国私立保育連盟

保育のこだわり

本物志向・千葉県

当園では、子どもにいろいろな体験をさせる時、『道具』は『本物』を使わせるようにしています。

園の畑で採れた野菜を使ってクッキングをします。その時使う包丁は大人と同じものです。また、6月に近くの海に潮干狩りに行って来ました。この時も大人物の熊手を借りました。

毎年7月に園のお祭りをしています。子どもたちが担ぐお神輿は、平成5年に購入したものです。同じ市内の神社の神主さんに来ていただいて御魂入れ式を行いました。魂の入った本物のお神輿です。重さがかなりありますので、お父さんたちに一緒に担いでもらっています。秋には数珠玉をたくさん収穫し、針と糸を使ってお手玉作りをします。

子どもは玩具でも勿論たくさん遊びますが、大人がやることを真似する時は、玩具ではなく、大人と同じものでやりたいものです。玩具でごまかすのは子どもに失礼だと思っています。子どもも『本物』を持つととても真剣に集中して取り組みます。当園では、子どもたちの気持ちを尊重して畑の水撒きや草取りなどは『お手伝い』ではなく『お仕事』と呼んでいます。