公益社団法人 全国私立保育連盟

保育のこだわり

薪・島根県

2年前くらいから薪を大量に使うようになりました。毎月のカレークッキングや飯ごうでのごはん炊きだけでなく、畑で野菜がとれたらその場ですぐに茹でて食べたりしますし、寒い季節になったら毎日の様にたき火をしたりと、とにかくたくさんの薪を使います。このように火を使う体験を私たちは大事にしています。

使い方を間違えなければ、火はとても便利なものです。料理には火が欠かせませんし、身体を温めてくれる優れものです。火の危険性を伝え、その上で扱い方や便利さを体験することで、そこから子どもたちは火の特性を学んでくれています。一部の子どもではありますが、マッチを使って上手に最初の火をつけてくれる「火の名人」まで出てきました。

日常的に火とつき合う中で火の熱さも当然学んでくれているので、むやみに火に近づいたり周りで騒いだりすることもありません。何事も体験が大事です。そうした体験に欠かせない大量の薪の用意はいつも保護者が協力してくれています。薪割りだけでなく、薪小屋まで作ってもらいました。その作業の様子も子どもたちは見ることができるので、火を使うことに対しての関心は更に深くなっているように思います。