公益社団法人 全国私立保育連盟

東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)災害への救援募金活動のお礼(平成23年8月)

全私保連災害救援募金にご協力をいただき、厚く御礼を申し上げます。

東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)災害への救援募金活動のお礼

 被災地の会員園では、津波による床上浸水等の被害はありましたが全壊した園はなく、早期の保育活動再開に取り組んでこられ、福島県の一部を除いて全ての会員園が通常保育の体制で日々、子どもたちや保護者の期待に応えている状況にあるとのことです。
改めて、被害に遭われた方々に、お見舞いとお悔やみを申し上げ、一日も早い復興を願うものであります。

「全私保連災害救援金募集活動」に対し、全国の会員園の保護者及びご家族、保育士・職員の皆様をはじめ、多くの方々から7月20日現在 1億700万円余の浄財が寄せられました。多大なご協力をいただき、誠にありがとうございました。本募金の受付は、6月末日をもって終了いたしました。

 第1次配分金として、災害救助法適用市町村を対象に各組織(青森県、岩手県、栃木県、茨城県、千葉県)及び宮城県、福島県の個人会員園に対して見舞金として総額2,020万円を配分いたしました。
その他物品購入として自転車8台、哺乳瓶等生活用品の配付を行いました。
 余震も続く中で、被災園からは建物改修等、中・長期の支援が望まれている状況にあります。また、今後も大きな地震等災害も予想されますので、このため、全私保連に寄せられた救援金は、中・長期的視点に立って、基金制度の確立、災害対策事例の作成等への活用を検討していく必要があると考え、その方針策定を準備しているところです。
また、「保育三団体災害支援募金」に対しても、多くの連盟会員の方々を含め、7月20日現在 3億9,340万円余の支援金が寄せられ、第1次配分金として被災地域の組織宛に8,490万円が配分されております。なお、第2期配分として被災を受けた(災害救助法適用市町村を対象)民間の認可保育園を対象に被災園の申請により配分する。配分額は、①全壊相当保育園1箇所あたり1,000万円②半壊相当保育園1箇所あたり300万円(上限)③その他の被災保育園1箇所あたり20万円を基準として配分することとなりました。

「東日本大震災」による被災された地域の子どもたちや保育園の支援の為、全国から寄せられました善意に深く敬意を表する次第です。
皆様方のご協力に心から感謝を申し上げます。有難うございました。

平成23年8月

(公社)全国私立保育園連盟 
会長 近 藤  遒