公益社団法人 全国私立保育連盟

研修報告

令和元年度保育実践セミナー

開催日程
2019年11月27~29日
開催場所
奈良県奈良市
 2019年11月27日~11月29日の3日間、奈良県・ホテル日航奈良にて、『一人ひとりを大切にする保育とは~子どもの権利の視点で保育実践のあり方を考える~』をテーマに、令和元年度保育実践セミナーが開催されました。
 
1日目は、山梨学院大学教授の荒牧重人氏、全私保連 保育・子育て総合研究機構 国際委員会委員長 新宿せいが子ども園 副園長の中山利彦氏による『子どもの最善の利益とは何かを考える』をテーマとした講義・グループワークが行われました。ここでは、日々子どもの権利条約に則った保育をすることで、普段取り組んでいる様々な事を子どもの権利条約が裏付けてくれるという見方を共有しました。
 2日目は、非営利団体コドモノミカタ代表理事の井桁容子氏による『乳児期からの豊かな保育の展開について考える』と題した講義・グループワークが行われました。1日を通して、乳児期からの保育に携わる専門家としての姿勢について皆で考える時間となりました。
 3日目は、東京立正短期大学 鈴木健史氏による『子どもの最善の利益を尊重するチームワークづくりを考える~保育者同士互いに尊重し、学び合う園風土を構築するために~』と題した講義・グループワークが行われました。様々な話し合いの手法を体験することにより、子どもを中心に捉え、保育者同士が素直に語り合い、互いに学び支え合う関係づくりのヒントを得ることができたと思います。
 3日間を通し、それぞれが学び得た“一人ひとりを大切にする保育実践”を心がける事により、子どもたちの権利が今まで以上に保障されていくことを期待します。
(佐藤祐美/全私保連研修部)