公益社団法人 全国私立保育連盟

研修報告

保育カウンセラー養成講座 第47回ステップⅡ 開催報告

開催日程
2019年11月18日~22日
開催場所
滋賀県・米原市
 木枯らしが吹き冬の到来を感じる琵琶湖。その湖畔にあるエクシブ琵琶湖にて、令和元年11月18日~11月22日の5日間にわたり、第47回ステップⅡが開催されました。全国から参加された35名の受講生が揃い、少し緊張した趣の中、再会を懐かしむ受講生もおられ、第一日目のオリエンテーションからスタートしました。
 ステップⅡは、「自他を理解する 自他を受容する」が基本課題です。1・2日目の井出智博先生(静岡大学准教授)の講義では、ロジャーズのカウンセリング理論を中心に、自分や相手を理解するワーク、傾聴トレーニング等を行い、心に触れる演習を体験しました。3日目の小山田治子先生(CHR研究所)からは、自己理解・人間関係を理解するために、交流分析、プラスのストローク交換を行うなど、温かい雰囲気に包まれ笑顔も広がる学びの時間でした。4日目の諸富祥彦先生(明治大学教授)の講義では、心と心のつながりとなるリレーション(気持ちと気持ちのあたたかい繋がり)やアサーション(自分も相手も大切にした表現)を学びました。アサーティブな関わり方のワークでは、受講生から、保育現場での身近な事例をあげられ、実践につながる学びを深められたように感じました。
 最終日には、本講座のふりかえりを行い、「日常の中であまり褒められる機会がないので、たくさん認めてもらい褒めてもらって嬉しかった」「“保育士は人間関係のプロフェッショナル”でなくてはいけないという言葉が特に響いた」という感想もあり、参加者にとっても学びの多い5日間となりました。
(総毛秀子/保育カウンセリング企画部)