- 開催日程
- 2019年7月1日~5日
- 開催場所
- 長野県・軽井沢町
ステップⅡは「自分も相手も大切にできる態度を身につける」「自分を知り、自分らしさをよりよくいかす力を養う」ことを目的とした講座内容です。
初日と2日目は井出智博先生(静岡大学准教授)による「ロジャーズのカウンセリング理論」と「演習・傾聴トレーニング」でした。カールロジャーズ(来談者中心療法を創始した臨床心理学者)の理論を学び、体験学習を織り交ぜながら、自分の内面にも触れる時間でした。
3日目の小山田治子先生(CHR研究所)の「交流分析」では、性格傾向を知るエゴグラムの分析やプラスのストローク(心の栄養となるもの)を贈りあうなど、沢山のワークをしながらわかりやすい内容でした。
4日目の諸富祥彦先生(明治大学教授)の講座では、自分も相手も大切にする自己表現である「アサーション」を学びました。大袈裟な振り付けを取り入れた笑いあふれる講義の中でも、保育園の職員は「人間関係のプロである」というメッセージを受講生はしっかりと受け取っていたようです。
この講座は成長し続ける自己生成の学びです。日々の生活や職場の中で、自分を振り返り実践していくことを期待しています。参加者は33名と少人数でしたので、様々な人とじっくり話す機会となり、安心できる雰囲気の中で5日間の講座を終えることができました。
(三幣典子/カウンセリング企画部員)