公益社団法人 全国私立保育連盟

研修報告

保育カウンセラー養成講座 第68回ステップⅠ 開催報告

 秋も深まった長野県のエクシブ軽井沢で、平成30年10月22日~26日の5日間にわたり、第68回ステップⅠが開催されました。北海道から沖縄までの全国から79名の受講生が参加され、保育カウンセラーとしての学びの第一歩としてスタートしました。

 ステップⅠは「人とのつながりを育てるための理論と方法を学ぶ・子どもや保護者の気持ちを受け止め、寄り添うための力を身に付ける」が講座のテーマです。
講座は「保育カウンセリング・学びの一歩」の講義から始まり、初めての研修のため、参加者は緊張した雰囲気でしたが、保育カウンセリングの技法を学ぶワークを重ねながら、少しずつ和やか表情になられ、初日の講座が終わりました。懇親会では、参加者それぞれの自己紹介の中から、笑顔の交流が広がりました。
 2日目は保育カウンセリングの理論と技法Ⅰ-保育現場に必要なカウンセリングー、3日目は保育カウンセリングの理論と技法Ⅱ-コミュニケーショントレーニングーの講座を、大竹直子先生(臨床心理士)に学びました。4日目は大野祥子先生(白百合女子大学 非常勤講師)より家族関係の心理学についてご講義いただき、多様な家族関係について認識が広がる学びとなりました。午後の体験からの気づきの講義では、グループワークで気づきや学びを深めました。エクシブ軽井沢の素敵なガーデンテラスで行われた「トラストウォーク」のワークでは、信頼関係の中から、秋の自然に触れ 五感がとぎすまされる豊かな体験となりました。
         
 最終日のお別れパーティでは、この講座で心に残った学びや気づきについて振り返り、ジェスチャーで表現し合い、大いに盛り上がり、充実した5日間となりました。学び続けることの思いを胸に、講座は終了しました。
(総毛秀子/保育カウンセリング企画部)