公益社団法人 全国私立保育連盟

研修報告

保育カウンセラー養成講座 第43回ステップⅡ開催報告

開催日程
平成29年10月16日(月)~20日(金)
開催場所
静岡県・浜松市

012017年10月16日~20日の5日間で、保育カウンセラー養成講座第43回ステップⅡが静岡県浜松市のエクシブ浜名湖にて開催され、40名の方々にご参加いただきました。
ステップⅡの基本課題は「自他を理解する・自他を受容する」、目的は「自分も相 手も大切にできる態度を身につける」、「自分を知り、自分らしさをよりよくいかす力を養う」です。

02「子どもを理解しよう・保護者を理解しよう」ということはステップⅠでも学んできたことですが、「自分を知る・自分を理解する」ということは意外にできていないことが多いものです。

1日目・2日目の静岡大学准教授の井出智博氏の講義では、カール・ロジャーズの理論を学び、その後の「傾聴ワーク」では、クライアント・カウンセラー・記録などそれぞれの立場でロールプレイを繰り返し、じっくり体験学習を行いました。

3日目のCHR研究所所長の小山田治子氏の「交流分析」では、エゴグラムで自分自身の傾向を知り、自分の性格はエゴグラムの結果通りと感じたり、自分では気付かなかった面を知ったりと様々な反応がありました。また、ストローク(人と人とのふれあい)の大切さ、笑顔の大切さを学びました。

034日目の明治大学教授の諸富祥彦氏の講義では、リレーション(人と人とのつながり)、アサーション(自分も相手も大切にした自己表現)を、グループワークを繰り返しながら学びました。
4泊5日の長丁場の研修でしたが、みなさん「人間関係のプロ」としての自覚を持って、この講座の学びを保育に活かしていくのではないかと思います。