Q1 「広島」の魅力について
お好み焼きだけじゃありません……!
① 美しく豊かな自然と広島のうまいもん!
広島に着いたら、まず目に映る中国山地。そこから多島美輝く瀬戸内海へ注ぐ川が落ち葉の栄養を運び、牡蠣や魚を育みます。また澄んだ地下水で野菜の路地栽培、酒や酢、ソース等の製造が盛んです。
② 昭和と令和が共存する街
広島市街は太田川が広島湾に築いた三角州を多数の橋でつないでできています。水と緑あふれる街並みに路面電車、ガス灯、石造りの雁木など、戦前のデザインが映えています。市街周縁部に広島駅や宇品港など陸海運の中継点があり、中国地方を代表する政令市としてビジネス・物流拠点であり、どこに行っても飲食店が軒を連ねています。
③ スポーツに熱い!
飲食店のテレビ、タクシーのラジオの選局はほとんど野球、お客さんも店員さんもカープの試合を気にしている人が多いです。
Q2 広島大会実行委員会のメンバーについて
実行委員会は(一社)広島市私立保育協会総務部 青年会議委員会で構成しています。青年会議委員会は、広島市域の保育施設の後継者や若手経営者約16名で構成し、次世代育成と自己研鑽の場として保育士等キャリアアップ研修や子育て世帯向けのイベントなどの企画・運営を行っています。保育士資格を持ち、保育に携わっているメンバーがほとんどで、近い立場同士で悩みやアイデアなどを共有し、月2回ほど会議を行っています。メンバー同士で話すと、他職種の経験や保育と異なる分野での才能を持っていたりして、ユニークな集まりだと思います。

広島大会実行委員会のメンバー
Q3 大会テーマ「こどもたちと平和な未来を~そりゃあ 平和が一番じゃろぉ~」について
今、広島で保育の大会を行うのなら、子どもたちと共に平和な未来を願うことのほかは考えられないと、大会テーマを決めました。大会について考え始めた頃は「いろいろな生き方が認められる社会についての研修をしたい!」という声がメンバーから上がりましたが、その直後、令和4年2月にロシアがウクライナに侵攻し、ショックを受け、このテーマに満場一致で決まりました。
そんな大きなテーマに対し、もっと身近に現在の自分事として考えるための良い言葉がないかと委員会で考えていたところ、ある委員から「そりゃあ、平和が一番じゃろぉ」。その広島弁のつぶやきのままをサブテーマに入れました。子どもたちが育っていくためには、何を差し置いても平和が一番大切だよねという意味です。
大会テーマから保育の現場を考えると、人間関係の平和というのが一番大切です。まずは、自分と相手が違うことをはっきりと知り、そして協力・調整を行うことが大切なのです。保育者がそういう姿勢であれば、自然に未来を担う子どもたちも粘り強く話し合い、模索する人になっていくと思います。

平和記念公園
Q4 広島プログラム(平和学習)に何か 特別な思い入れがあるようですが……
職業人、社会人として生きる今こそ、かつての惨禍の記憶にもう一度向き合い、再認識する機会が必要だと考えています。
今回の広島大会は市の中心にある平和記念公園周辺で開催します。平和学習を受けて育ってきた広島市民にとっては馴染み深い場所であり、県外の方も修学旅行などで訪れたことがあるかも知れません。しかし公園周辺には今、資料館をはじめ、さまざまな被爆遺構や石碑、新たに整備された施設等が点在し、ボランティアガイドの方々が説明しています。
今、世界中から「HIROSHIMA」を訪れた人々が何を見聞きして帰っているのか、一番近い日本人や広島市民が一番知らないかも知れません。リモート研修が当たり前な中であえて、広島に集まるのですから、ぜひとも紅葉の平和記念公園を散策し、感じた心を仲間と語り合って、子どもたちの未来のことについて考える時間を持っていただきたいです。
広島プログラムでの1枚
Q5 子どもたちにとっての広島大会とは?
平和の大切さ、尊さについて身近なところで話をするきっかけです。広島の園の子どもたちは、普段の先生たちの話を聞きながら日々成長しています。広島大会に参加された方に限らず、広島を訪れた方はそこで見たこと、聞いたこと、感じたことを子どもたちに話していただきたいです。子どもたちそれぞれが自由な感性で受け止めることが大切です。
また、開会式後の全体会の中で平和に関する絵本の朗読を予定しています。子どもたちに身近な絵本の読み聞かせで自然と平和について知ってもらうことができるという提案です。
Q6 青年会議の仲間たちにメッセージを!
青年会議は若い力が集っているから、すごいことが次々に起こってくる場所です。保育に関わるすべての仲間たちに全私保連青年会議のことを知ってもらいたいです。子どもたちのために本気で頑張れる仲間たちがいて、集う場所があるというのは自然なことかも知れませんが、先輩たちの願いがつのって今の形があるのだと思います。自園や自法人で行き詰まった時、損得抜きに話せる仲間たちがいます。チャンスがあるなら掴みましょう!!
広報活動の様子
広島大会実行委員長 龍山 浄さん
(とも認定こども園事務)