公益社団法人 全国私立保育連盟

活動報告

全国各地の青年部⑨ 長崎県保育協会青年部

Q1 青年部はどんな組織ですか?
 長崎県保育協会青年部は、次世代の児童福祉・乳幼児保育を担う若手保育者、後継者等の相互研鑽の場としています。また、会員間の連携と交流を通じて、会員園の充実と豊かな地域社会および乳幼児保育の発展の一助となること、ならびに後継者等が青年らしい発想と行動力を持って、保育界の発展および地域振興に寄与することを目的とした組織です。

Q2 青年部の特徴について教えてください
 長崎県保育協会青年部は、「保育を語り合う」ことを活動の中心に置いており、これは諸先輩方から受け継がれた精神で、この大切な伝統を引き継ぎつつ、子どもたちの未来のために、よりよい保育文化創造の一助となれるように考えています。
 また、「公開保育」や「施設見学」を行う文化があり、保育内容をお互いにさらけ出し、保育に向かい合い、  議論し、考える機会を得ることで「保育の質の向上」を目指しています。組織内には3つのグループがあり、各グループに分かれて研修を企画し、参加しやすいように会議の場所、研修の場所を考えて、さらなる活性化を図っています。

Q3 青年部の活動について教えてください
 青年部主催の研修会「明日の保育を考える研修会」を年に1回開催しています。その時々に合わせたタイムリーでスピード感のある内容や、園長・主任保育士・主幹・保育士のどこを対象として実施するか、テーマや趣旨を話し合い、企画しています。
 令和4年度は参加者の多様なニーズに応えるために、集合とオンラインを使ったハイブリッド型で開催し、長崎県内の保育園で勤務されている園長・主任保育士・主幹・保育士など、たくさんの先生方に参加していただきました。
 その他にも、五感を使った自然遊びを保育に活か せる研修会「キャンプ研修」、卒会メンバーを講師にした研修会「青年部サミット」、青年部内の若手グループ「若獅子会」が主催する歴代青年部部長を講師にした「リーダーシップ研修」など、さまざまな事業を展開しています。


明日の保育を考える研修会(東京未来大学教授・藤後悦子氏)

明日の保育を考える研修会(参加者)


3つのグループに分かれての対応

五感を使った自然遊びを保育に活かせる「キャンプ研修」



キャンプ研修ではカヌーも体験



リーダーシップ研修の様子

Q4 最後に、全国の皆様へメッセージを!
 長崎県は過疎化地域であり、目に見てわかる人口の減り方も想像を超えるものがあります。
 また長崎県は南北に広く、島もあり、1か所に集まりにくい状況ですが、1人でも多くの部員に参加してもらい、これからも保育に向かい合い、議論し、つながりを大切にしていきます。そして、諸先輩にはたくさんのことで助けていただいています。このつながりは卒会後も大切にし続け、長崎県保育協会青年部らしい会として、これからも各県の皆様と共に頑張ってまいりたいと思っています。
 各園では、コロナ感染対策、園での行事、さまざ まなことでご苦労されていることと思います。新型コロナの1日でも早い終息を願い、皆様のさらなる ご発展とご健康を心よりお祈り申し上げます。


長崎県保育協会青年部部長
(久原保育園副園長)
上野陽介先生