公益社団法人 全国私立保育連盟

活動報告

全国各地の青年部 ④  茨城県民間保育協議会青年部

 平成3年8月20日に発足した茨城県民間保育協議会青年部(以下、青年部)は、茨城県民間保育協議会加盟園351園の中の50歳以下のメンバー、49名の部員で構成されています(令和3年4月現在)。
 青年部は昨年、発足より30周年の節目を迎えましたが、新型コロナ感染症流行という未曾有の事態に私たちの生活は一変させられました。発生から2年が経とうとしており、ワクチン接種は県内人口の8割に到達しましたが、新たな変異株の発生・拡大に、未だ収束が見えていません。これまでの“当たり前の日常”から“新しい生活様式”への転換期となり、全国の各園の皆様におかれましても日々子どもたち、保護者、職員にとって安心安全な環境づくりに努めていらっしゃることと思います。青年部は自己研鑽と奉仕が活動の原点となります。県内外問わず、関係機関・組織との連携を密に図りながら、子どもたちの健やかな成長のために努め続けます。

1 青年部活動について
① 本部・日保協青年部・全私保連青年会議・青年部員の資質および福祉の向上
・教育・保育事業についての実践研究・調査・資料収集および広報活動
・関係諸団体との連携
・情報収集・発信・活動内容把握、全国組織との連携、研修会・講演会参加(日保協青年部・全私保連青年会議)

② 就活特別応援委員会
・県内の保育園・認定こども園・養成校、潜在保育士に向けた就職採用情報の企画・情報提供活動
③ 調査研究委員会
・県内の保育園・認定こども園・養成校等について実態調査を行い、保育の質向上に努める(就職・採用活動について、養成校へ学生の就職に関するアンケート)
④ 研修委員会
・青年部員のスキルアップを目的とした研修会・講演会の企画開催
⑤ 部員交流委員会
・青年部員間の情報共有や交流を深めることを目的とした活動の企画開催
⑥ 広報委員会
・青年部広報誌「礎」の発行
⑦ 茨城県民間保育協議会事業への協力

2 『いばらき就活応援BOOK 2022』の発刊
 青年部では、新たな人材の創出、確保に努め、ひいては社会問題にもなっている現場職員の業務負担改善、待機児童の解消につなげていくことを目的に、平成26年度より「いばらき民間保育園就活応援セミナー」を企画・開催しています(主催:茨城県民間保育協議会、主管:青年部)。
このセミナーでは、県内の保育園・認定こども園がそれぞれの理念・目標に基づき保育・教育活動を展開していることについて、保育の担い手となる新人や潜在保育士に情報提供し、園との出会いの場をつくっています。
 しかし、前述の通りに感染流行を受け、昨年度よりセミナー開催を見合わせる事態となりました。そのような状況の中でも保育士や保育教諭を志す学生に、より多くの園との接点をつくり、相互関係を深めることで学生自らが理想とする保育士・保育教諭となるための選択肢を広げるとともに、安心した就業に向け足掛かりになればと県内97施設が参加して、自園の施設情報、特色、仕事環境や採用情報を写真付きでわかりやすく掲載した『いばらき就活応援BOOK 2022』を発刊、県内外の養成校16校へ計1300部送付しました(茨城県民間保育協議会HP にもWEB 版を掲載)。この冊子が学生と園をつなぐ架け橋になることを願っています。

3 全国の皆様に向けて
 茨城県と言えば…、「都道府県魅力度ランキング最下位!」ではないのです!
・美味しい食べ物!(北関東唯一の海の幸、メロン・鶏卵・栗・レンコンの生産量日本一!等々)
・豊富な観光資源!(水戸偕楽園、ひたち海浜公園のネモフィラ・コキア、ROCK IN JAPAN FES、
袋田の滝、筑波山等々)
・世界的な科学技術の研究施設!(産業技術総合研究所[産総研]、JAXA 等々)
もありますが、何よリも茨城県には個性豊かで魅力溢れる保育園・こども園がたくさんあります!
 現場で働く先生方も日々一生懸命頑張っています!子どもたちの成長を喜び、感動する日もあれば、壁にぶつかり大変な時もありますが、全国にも同じ思いで子どもたちに向き合い、働く仲間がいると思うと、とても心強く、支えになっていることを大変ありがたく感じています。
 青年部も、白田礼治部長を中心に“青年部らしく”新しい挑戦をし続けていきます。全国の皆様のご活躍がまた明日から頑張るパワーの源になります。これからもお互いに高め合い、切磋琢磨して子どもたちの育ち、成長を見守っていきましょう。茨城県民間保育協議会青年部をよろしくお願いいたします!
 コロナ禍、各園では感染対策、行事活動に大変苦慮されていることと思います。1日も早い収束を願い、皆様のご健康を心よりお祈り申し上げます。


茨城県民間保育協議会青年部部長
(金上保育園園長)
白田礼治先生